「はじめに」
本校の設置経緯は、平成19年7月11日に県立翔南高等学校と県立宮古農林高等学校を再編統合し「沖縄県立宮古総合実業高等学校」設置に向けた「沖縄県高等学校等の設置に関する条例の一部を改正する条例」を可決されました。7月20日に開校準備が行われ、校訓「自立・創造・躍進」を制定し、10月1日に条例改正施行により、県立宮古総合実業高等学校として改称開校する運びとなりました。11月6日には、沖縄県立宮古総合実業高等学校「看板掲示式」が行われ、12月26日に校章及び校歌が制定されました。平成20年度の4月1日に開校、4月7日に開校式並びに第1回入学式が行われ、設置学科は海洋科学科、生物生産科、食品科学科、環境工学科、生活福祉科、商業科の6学科でのスタートでありました。平成23年度に学科改編が行われ、平成24年度より現在の海洋科学科、生物生産科、食と環境科、生活福祉科、商業科の5学科となり現在に至ります。平成29年に創立10周年を迎え、令和9年には創立20周年となります。
「地域に信頼される学校を目指して」
本校は、県内唯一の総合実業高校であり、その特色を活かした教育課程や学校行事等を行っています。地域に根ざした学校として各種関係機関との連携や社会や環境の変化に柔軟に対応したキャリア教育に取り組んでおります。また、PTA・同窓会・地域社会と連携し、地域に信頼される学校づくりを推進し、開かれた学校づくりに取り組んでおります。
「生徒に意識してもらいたいこと」
本校の育てたい人間像として『自分を大切にし、思いやりの心をもつ 愛し、愛される人』『ローカルからグローバルへ 夢を語れる カッコいい大人』目標に掲げております。これからの時代、島から世界へ向け発信する情報力や世界で活躍できる人材が求められます。この素晴らしい島から育っていく皆さんに思いやりの心や愛される人になってもらいたいと考えています。
また、本校には、本校のキャッチフレーズもあります。『やる気! 本気! 前向き!』です。「やる気」は物事をはじめたり、挑戦したりするために大事な言葉です。「本気」は、とことん突き詰めるために大事な言葉です。「前向き」は失敗して大丈夫。間違っても大丈夫。修正してがんばるために大事な言葉です。上記の言葉を常に意識し、学校生活を送って頂きたいです。
「結いマールの気持ちを持って」
沖縄には、相互扶助の考え方として「ゆいまーる」という言葉があります。本校においてもその言葉を大切にし、職員間の連携、望ましい人間関係、職員相互の敬愛の心で働きがいのある職場づくりを行うことを目指しております。さらに、学校・家庭・関係機関・地域社会と緊密な連携を図り、生徒の健全育成を図ることを目標としております。
沖縄県立宮古総合実業高等学校
校長 船越 秀輝